松吉 信

日本でただ一人のゴルフドクター。
ゴルフを始めたのは小学生のころ。青山学院大学ではゴルフ部主将として活躍。
それと同時にプロゴルファー倉本昌弘選手のプロ専属キャディーとして、当時日本では珍しいツアーに完全帯同してのサポートを行う。
それがきっかけで卒業後はプロキャディとして活躍。
プロゴルファーのマネジメント業に取り組みながら、プロの世界で裏方(キャディー、選手マネージメントなど)としてサポートに携わる。
1995年エイジ・シューターを設立。
プロゴルファーのマネージメント、ゴルフイベントプロデュース、ゴルフレッスン主催など、ゴルフ全般に関するマネージメントを実践。
現在までに服部道子選手、甲斐慎太郎選手など数多くのプロ選手のサポートを経験する。
その実績はゴルフの世界で高く評価されている。
また、プロ・アマを問わず、確実に上達するための常識を打ち破るレッスンで圧倒的な人気を誇る。
その人の癖や上達の近道をズバッっと的確に教授。
「いろいろ試したが、なかなか上手くならない」「自分のゴルフに自信が持てない、心底楽しめない」「飛距離が出ない、気持ち良く飛ばせない」など深い悩みを抱えるゴルファーをという人を確実に上達に導いている。

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全てのプレーヤーはプロの様な素晴らしいスイングをすることが出来る。
スイングの細部にこだわらなければ!

あなたは歩く時に歩き方を考えますか?
右足を前に出すときには左手を同時に前に出そう、次の左足はどんな角度で出そう、どこに着地しよう、など。
もし一歩一歩細かく考えて歩いていたら、どうなるでしょう?
ぎこちない動きになり上手く歩けないどころか、転んでしまうかもしれません。
そしてちょっとの距離だけでクタクタになってしまうのでは?
ゴルフスイングだって同じです。
しかし、多くの人は「難しいもの」と捉え、頭で考えたりカタチを確認しながら細部に注意を払って取り組んでいますね。
そもそも、スイングはたった2秒足らずで完結してしまう動作です。
その2秒の間でどの箇所を意識的に直せるというのでしょう。
よほど器用でない限り無理です。
しかし全てと言ってもいいほど多くのプレーヤーが、その2秒間で何かを修正しょうとしています。
雑誌を見たり、コマ送りで自分のスイングを研究したり、プロと比べたり、理想と違う所を見つけては重箱の隅をつつく様にあちこち修正しながらスイングしています。
具体的な例で言えば、“バックスイングでのフェースの向き、トップからの切り返しでの手のポジション、インパクトでの腰の位置、フォローの時のクラブの抜き方”など、枚挙にいとまがありません。
その結果、残念ながらぎこちない、ロボットの様なスイングになってしまうのです。
逆に、こうでなければいけない、などの固定概念のない子ども達の場合はどうでしょう?
頭で考えず自分の感覚に従って運動能力だけでゴルフをしていますからクラブを上げて下ろすだけ、知らなければ知らないほどナチュラルなスイングになり、再現性も高いのです。
結果として飛距離もついてくるのです。
“ スイングの細部にこだわったら一生上手くはならない。”
“スイングは自然と出来るもので、故意に作るものではない。”
さてMakoto Matsuyoshi Methodで行うことは、たつたの3つです。
スイングが始まる前に行うことが2つ、スイングが始まってから行うことがひとつ。
まず スイング前に行うのは、グリップとアドレスです。

グリップ

スイングの中で最も重要で、ある意味難しいのがグリップです。
良いグリップが出来れば、間違いなくシングルになれる、と言っても過言ではありません。
では 良いグリップとは?
それは、手首が使えるグリップのことです。
“アンチ・ロック“グリップ と名付け、新刊「なぜアナタは女子プロより飛ばないのか?」にも詳しく説明してありますが、ちょっとご紹介します。
グリップは車にたとえればエンジンにあたります。エンジンが動かなければ車は走りません。
上達したいなら、まずそれくらい、グリップは大切なのです。
グリップをする際に、メカニズムを知ることです。
例えば、指先で握るとスイングはどう変化し、どのようなボールが出るのか。
また、前日は上手く握れても、所詮は生身の人間、日々の体調や環境、天候の影響を受け変化し続けるので翌日にも同様のグリップができるとは限らないという事実。
グリップはある意味難しいと言ったのは、それだけゴルフの中で繊細なパートだからなのです。
そして当然ながら、 ゴルフ人生が終わるその時まで、グリップとの付き合いは続きます。
ゴルフクラブと人間をつないでいる「グリップ」がその人その人にとっていつも最良の状態となるように、これが私のメソッドにおける第一の基本です。

アドレス

グリップ同様、アドレスに重きを置いているプレーヤーはかなりの率、いえほぼ全ての、といっても良いくらいではないでしょうか。
アドレスとは?
自分の思った方向に飛ばす為の構え、のことです。
「そんなこと当たり前だ」と怒られるかも知れませんが、その構えが目標と違い、見当違いな、ソッポを向いていたらどうなりますか?
100%、思った方向には飛んでいきませんね。
実際、コースでボールが曲がったり、トップ、チョロ、ダフリが出るときに、アドレスの「向き」を直してあげるだけで、見違えるような本来のスイングができる、という例はそれこそ後を絶ちません。
しかし多くのプレーヤーはそこに気づくことなく、直ぐにスイングをい じってしまう。
余計スイングを悪くしてしまうのです。
アドレスでもう一つ大切なことは、「ボールの位置」です。
これもなんとなくボールの位置を適当にしているプレーヤーが殆どです。
丁度いい位置に置けているのは、ほんの数パーセントでしょう。言い換えれば、わざわざ上手く当たらない位置にボールをセットしていようなものです。
これでは、どんな良いスイングをしても当たる筈がありませんよね。
プロゴルファーが気持ち良くクラブを振り切っているのを見るとこちらも爽快な気分になりますが、彼らは気持ち良くクラブが振れる位置にボールを置いているのです。
その結果、ベッドスピードも増して飛距離も出るのです。
ボールの位置は、左右どちら寄りに置くか、と前後どちら寄りに置くかのチェックポイントがあります。
「俺は、ドライバーでは左踵の前にセットしている」など、左右のボールの位置は気にするプレーヤーは多いかもしれません。
しかしボールからどのくらい離れて構えているか、ということは殆どの方が気にしていないでしょう。
多少気にしている人でも、クラブエンドから身体まで拳2個程度空けている、と言った程度でしょう。
ところが、ボールの位置は左右よりも何倍も、前後の位置が大切なのです。
そしてボールの位置は、人それぞれ違います。
“上手く当たる位置にボールを置かなければ、曲がるし飛距離も出ない。
自分にあった、当たるボール位置を探そう”

リズム

スイングが始まってから行うことがあります。
「えっ、スイングが始まったら考えてはいけないのでは?」その通りです。
メカニズムは考えません。考えるのはただ、リズムです。
歩く、走る、テニスもドリブルも、ピッチャーだって同じように、その人のリズムというものがあります。
ゴルフは18ホール通していかに同じスイングが出来るかです。
その再現性を高めるには”リズム”が一番重要です。
よく、ナイスショットが出ると連続してナイスショットが出ます。
逆にミスショットが出るとミスショットが続きます。
原因はリズムです。
良いリズムが続けばナイスショット、リズムが変わりタイミングがズレるとミスショットになる訳です。
極端な言い方をすれば、リズムさえ良ければ、少々スイングが悪くても問題ない。
“自分のスイングリズムを知ることが上達の1番の近道になる”

最後にMakoto Matsuyoshi Methodでは、

・どんなプレーヤーも修正箇所は、あって3~4箇所。その3~4個の箇所を修正、反復することが大事。

・プレーヤーの癖は直すのではなく、活かすことです。

そして何よりも自分だけの、Only one スイングを作ることです。

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